ラリック バコーントゥ 花瓶
フランスのクリスタルガラス工芸の名ブランド「ラリック」の花瓶のご紹介。
バコーントゥ(Bacchantes)とは、ギリシア神話に登場するバッカス神の祝祭をつかさどる巫女たちの事を指します。
ワインと豊穣の神バッカスの巫女が官能的に表現された代表作。
祭りのレリーフ表現を得意とするラリックの伝統技法、バ・ルリエフ(深浮き彫り)が見事な作品。
すべて表情もポーズも異なる女性像のひとつひとつが、繊細な指先に至るまで生き生きと表現されています。
ラリックを代表する名作です。
ラリックは、花や樹木、昆虫、動物、そして神秘的な女性像などを題材した作品が多く、繊細で優美な美しさとヨーロッパの香り高い芸術性に溢れた工芸品。
創始者のルネ・ラリックは、「アール・ヌーヴォー」の宝飾デザイナーとして名声を得、その後ガラス工芸品の製作に転向し「アール・デコ」のガラス工芸作家として成功を収めました。
[出典]ル・ノーブル