ノル – エーロ・サーリネン チューリップチェア
ノル – エーロ・サーリネン チューリップチェア
( Knoll – Eero Saarinen – Tulip Chair )
フィンランドの建築家、エーロ・サーリネンによりデザインされた、ミッドセンチュリーを代表する椅子、チューリップチェアです。
1957年に発表されました。
一本脚で自立するデザインは、世界初のデザイン。
テーブル下のスラム化(椅子やテーブルの脚による混乱状態)を解決するため、5年の研究を経て生まれたプロダクト。
それまでの椅子の概念を覆すものでした。
この椅子は、オフィス家具を扱う企業、ノル社へ向けてデザインされたものです。
床から伸びる一本の脚と、花弁のような見事な曲線を描くシェル。
その形状がチューリップの花に似ていることから、チューリップチェアと名付けられました。
シェル部分はプラスティック、脚部は強度的問題を考慮しアルミダイキャストを使用しており、異なる素材を使用しながらデザイン的結合に成功した名作です。
モダニズムを代表するデザインで、インダストリアルデザイン・プロダクトデザインの典型と言われています。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)所蔵作品です。
現在も、「ノル(Knoll)」により製造されています。
[出典]Knoll Japan
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