ポラロイド SX-70 ファーストモデル
ポラロイド SX-70 ファーストモデル ( Polaroid SX-70 FIRSTMODEL )
インスタントカメラの代名詞、ポラロイド社のポラロイドカメラ。
そのポラロイドカメラのエポックメイキングなプロダクト、ポラロイド SX-70です。
SX-70は、1972年に発売されました。
そのファーストモデルのご紹介です。
折りたたみ式の一眼レフカメラという画期的なプロダクトデザインと、数十秒で現像する写真の仕上がりの良さが特徴。
表面には革があしらわれ、本体の素材はプラスチックですが、クロムメッキを施し、銀色のステンレスに見える美しい作りになっており、上品な印象を醸し出しています。
折りたためば、携帯性に優れ、シンプルでミニマルな形状に変わります。プロダクトのデザインとしてもよく考えられたカメラです。
ポラロイドカメラは、創設者、エドウィン・ハーバード・ランドの愛娘の「どうして撮影した写真がその場でみえないの?」と言う素朴な質問から、開発の着想が得られました。
ランドは、それから拡散転写法による画像形成の研究開発と解析・光学器機の開発を開始。
研究を重ね「撮影したその場」で暗室処理せず写真が現像できるポラロイドフィルムを1948年に発表します。
その後、幾多の改良を重ね、1972年、カメラの名機といわれる「SX-70」が誕生しました。
SX-70のファーストモデル(初代)が誕生した後、形態は初代とほぼ変わらず、使い易さを追求して改良をされて、たくさんの種類のSX-70モデルが発売されました。
また、新しいフィルムが登場するたびに品質も改善され続けており、現在では、品質はかなり高まっています。
発売から40年以上たった今もなお、SX-70は世界中で愛され続けています。
ポラロイド社自体は、2000年代に入ってからの急激な消費者のデジタルカメラへの移行の追随に失敗し、2001年に経営破綻。
2002年にはJPモルガン・チェースのプライベート・エクイティ部門であるワン・エクイティ・パートナーズ(One Equity Partners 、以下OEP)に買収。
2005年には、ペターズ・グループ・ワールドワイドの子会社であるペターズ・コンシューマー・ブランズ(Petters Consumer Brands )に買収され、株式非公開企業とりました。
その後、2008年に、親会社の不正疑惑による財政状況の悪化を受け、2回目の破綻。
2009年にGordon Brothers GroupとHilco Consumer Captialが合同でポラロイドを買収、この2社とGlobal Industrial ServicesによるコンソーシアムとしてSummit Grobal Groupが設立され、ポラロイドブランドのカメラ関連製品の更新権付き独占的生産・販売権を取得、デジタル版インスタントカメラやポラロイドブランドのデジタルカメラの製造・販売を行っています。
現在でも、インスタントカメラのフィルム性能も向上しており、SX-70は、中古品の流通が盛んで、メンテナンス・修理も手厚いショップも多く存在しています。
[出典]The Photojojo Store!
[購入]Amazon.co.jp
2件のフィードバック
[…] 全体的に黄緑色っぽくなってますけどねぇ。 これはこれで味があると思う方もいるかもしれませんが、 にしても、ちょっと色あせすぎかな。 使用カメラは、SX-70です。 出典:CRAFTS DESIGN […]
[…] 全体的に黄緑色っぽくなってますけどねぇ。 これはこれで味があると思う方もいるかもしれませんが、 にしても、ちょっと色あせすぎかな。 使用カメラは、SX-70です。 出典:CRAFTS DESIGN […]