ウェッジウッド デイジー ブルー ティーカップ&ソーサー
ウェッジウッド デイジー ブルー ティーカップ&ソーサー
( Wedgwood Daisy Blue Teacup & Saucer )
イギリスを代表する高級陶磁器ブランド「ウェッジウッド」のティーカップ&ソーサーです。本作品は、「デイジーティーストーリー」と名付けられたシリースのものです。
2014年にリリースされました。
英国ウェッジウッドミュージアムにある過去のパターンやシェイプなどのデザインのアーカイブをもとにデザインされています。
淡いブルー、ピンク、ゴールド、ブラックなど、洗練された色で描かれた小さなデイジーの花々を敷き詰めた背景。
柔らかなラインの大輪の白い花が各アイテムにゆったりと配された、美しく気品あふれる風合い。
ウェッジウッドらしい気品とエレガントさに溢れています。
その上品な風合いは、洗練された上流階級の貴婦人の私室で、ティーセレモニーに招かれているような優雅な気分を演出します。
また、その淡く繊細な色絵のせいか、どこか和風な印象もあります。
日本の食卓の風景にも馴染みそうな品。
縁のデザインは花びらのような曲線を描いており、優雅さと柔らかさを印象づけています。
ウェッジウッドの洋食器の歴史は古く、さかのぼること約250年。1759年イギリスの陶磁器産業のメッカといわれるストーク・オン・トレントのバーズレムの地にジョサイア・ウェッジウッドとトーマス・ベントレーによって創業されたことに始まります。1765年には優しいアイボリーの肌合いの洋食器クリーム・ウェアを開発。そのアイボリーの色彩はシャーロット王妃の称賛を呼び「クィーンズ・ウェア」と呼ばれるようになりました。
1774年には今でもウェッジウッドの看板商品ともいえる洋食器素材ジャスバーウェアを開発しました。ジャスパーウェアは上絵で色彩をつけるのではなく、素地そのものに色素を含有することで、発色させる方法。無釉の素地はやさしいアースカラーの色彩で、素焼き状の触感からは、土ものの柔らかなぬくもりを感じさせる独特の洋食器に仕上がっています。
1795年にはジョサイア2世により、画期的な洋食器素材ファイン・ボーンチャイナの製品化に成功します。きめの細かい、白くなめらかな生地はウェッジウッドの中核をなす素材となり、その名を不動のものにしました。
現在でもファインボーンチャイナを初め、ジャスパーウェア、クリームウェアを素材とした洋食器は世界中に多くの愛用者を持ち、販売を続けています。ウェッジウッドのファインボーンチャイナ、ジャスパーウェア、クリームウェアの3種の洋食器は、それぞれ全く異なる風合いを持ち、実際に使い比べてみるのもウェッジウッドの洋食器の魅力を感じる楽しみ方といえるでしょう。
[出典]Wedgwood.com
[購入]Amazon.co.jp