九谷焼 四代 徳田八十吉 6.3号彩釉水指 赤小紋
日本の代表的な伝統陶磁器、「九谷焼」の水指です。
水指(みずさし)とは、茶道の道具で、茶碗をすすぐ水や、釜に足すための水を入れ点前座に据える道具。
九谷焼の作家、四代 徳田八十吉による作品です。グラデーションの彩色が独特の雰囲気と美しさを演出しています。限定生産品。
徳田八十吉は、九谷焼の伝統的な名陶。
前代の、三代 徳田八十吉は、国指定重要無形文化財(人間国宝)でした。
四代は、人間国宝の三代の娘です。2010年に徳田八十吉を襲名しました。
初代は、豪快な古九谷を再現し、吉田屋窯風の作風を得意としました。二代は、現代的なデザインを追求。
三代にあたる父は青手古九谷の技を独創的に高めた「耀彩」で九谷焼に新風を吹き込み、「彩釉磁器」の技法で人間国宝に認定されています。釉薬で色彩を調整した鮮やかな群青色に強い個性がある作風。
四代 德田八十吉は、三代より薫陶を受け、青手古九谷の色釉の美を極限にまで高めた秘伝の耀彩技法を授けられました。
伝統ある九谷焼の釉薬調合の技術を独自に発展させて彩釉磁器の様式を受け継ぎ、さらに独自の色彩を発揮した女性らしい美しい色彩のグラデーションの作品を制作しています。
三代直伝の技をもとに色釉の限界に挑戦し、物理的に困難をきわめる彩釉表現を追求しています。
父の三代が、黄、緑、紺青を中心とした彩色だったのが、四代はあらゆる色域での表現に挑戦しています。
また伝統美と共に、気品と繊細さも併せ持った作品です。
日本国内での「知名度」はもちろん、海外でも「ジャパンクタニ」と高い評価を受ける九谷焼。「赤、緑、黄、紫、紺青」の「5彩の色使い」で豪快かつ繊細に描かれる「色絵の表現力」は他に類がない、九谷焼「独特の魅力」です。
今も昔も、その「完成度の高さ」から、「大切な方への贈り物」や「特別な記念品」として、「個人の方から、企業の方」、さらに、「宮内庁御用達」の工芸品として大変重宝されています。
九谷焼は、敬老の日、金婚式、銀婚式の記念品・贈答品、父の日・母の日・誕生日プレゼントに、定年退職祝い、内祝い、還暦祝い、喜寿祝い、米寿祝い等の記念品として、人気の高い、陶磁器の名ブランド。長い歴史を持つ九谷焼は、鮮やかな「九谷五彩」の中に、土に命を注ぎ上絵に心を込める職人のひたむきな情熱と豊かで細やかな感性が見事に調和して表現されており、日本を代表とする陶磁器として国内はもとより海外まで知られ、多くの人達に支持され親しまれております。
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