大倉陶園碗皿コレクション「姫君の雅/桔梗」

by crafts_design · 公開済み 2016年5月7日 · 更新済み 2016年5月8日

洋磁器に和の繊細さ。
その品質の高い仕事と美しい作品作りで、世界的に評価の高い日本の洋磁器メーカー、「大倉陶園（おおくらとうえん）」のカップ＆ソーサーです。
この作品は、大倉陶園、創立90周年を記念してデザインされたもの。武士の家紋をモチーフにしたシリーズの作品です。
「姫君の雅/桔梗」は、明智家の家紋である、桔梗の花を描いています。

武士の世界を支えてきた姫君は、雅な美しさを磨き、装飾の華やかさを築きあげてきました。武士の家紋は、それぞれの思いを込めて意匠に使われています。家紋に表された花を姫君の意匠として碗皿に、大倉陶園独特の技法『岡染付け技法』により藍の色合いに描きこめています。
藍色と金彩の組合せが、とても気品溢れる、品の良さと高級感を印象づけています。
洋磁器のエレガンスと、日本の伝統美に根ざした繊細で丁寧な色絵が、和洋を融合し昇華した美しさを引き出しています。

大倉陶園は、日本を代表する洋風磁器ブランド、ノリタケグループ傘下のメーカーです。
卓越した技術と品質で、芸術的・観賞価値の高い磁器作品を生み出しています。
　

大倉陶園の製品は、「セーブルのブルー、オークラのホワイト」という言葉で賞賛されており、白磁の白さ、磁器質の硬さ、肌のなめらかさといった素材の良さを表しています。
さらに美術工芸品のように伝統技法を施した製品は、皇室御用達を賜り、また迎賓館へ納入されるなどまさに「日本における最高の洋食器」と高い評価を得ています。
大倉陶園独自の技法である『岡染め』『エンボス』『漆蒔き』などの技法は、他には見られない品格のある個性を醸し出しています。

株式会社大倉陶園（おおくらとうえん、OKURA CHINA、INC.）は「良きが上にも良きものを」という大倉孫兵衛・和親父子の理念のもと1919年東京市蒲田区（現・大田区）に創業しました。
親会社のノリタケカンパニーリミテドなどと共に世界最大のセラミックス企業グループである「森村グループ」の一員でもあります。（他TOTO、日本ガイシ、日本特殊陶業など）
日本で従来からあった伝統的な呉須の染付や、ヨーロッパから取り入れた各種技法を用いて、日常品というよりはむしろ鑑賞価値の高い高級磁器を製造することを得意としています。