ラリック ガラス彫刻 ゴールデン・イーグル
ラリック ガラス彫刻 ゴールデン・イーグル ( Lalique Golden Eagle Sculpture )
優雅な気品と威厳に溢れたイーグルのガラスオブジェ。
曲線で構成されな優美なスタイルが特徴の、フランスのクリスタルガラス工芸ブランド「ラリック」によるガラス彫刻作品です。
イーグル(ワシ)は、古来より、その姿から鳥の王者とされ、また勝利の象徴とされてきました。信仰の対象にもなりました。
ローマ皇帝や、ロシア帝国などを始め、様々な国の紋章にも取り入れられているイーグル。
イーグルが猛々しく飛翔する様をラリックらしい意匠・デザインで、リアルに表現しています。
アール・ヌーヴォー時代を彷彿とさせる有機的な曲線による美しさが魅力的です。
透き通ったクリアガラスによるボリューム感ある氷彫刻のような佇まいも印象的です。
ラリックは、花や樹木、昆虫、動物、そして神秘的な女性像などを題材した作品が多く、繊細で優美な美しさとヨーロッパの香り高い芸術性に溢れた工芸品。
創始者のルネ・ラリックは、「アール・ヌーヴォー」の宝飾デザイナーとして名声を得、その後ガラス工芸品の製作に転向し「アール・デコ」のガラス工芸作家として成功を収めました。
1860年にフランス・シャンパーニュ地方に生まれたルネ・ラリックは、1900年に開かれたパリ万国博覧会で「アール・ヌーヴォー」の宝飾デザイナーとして名声を得、その後ガラス工芸品の製作に転向し「アール・デコ」のガラス工芸作家として成功を収めました。その作品は今日、フランスの文化遺産に数えられ、パリ・オルセー美術館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館など世界中のミュージアムに所蔵されています。
その特徴は、花や樹木、昆虫、動物、そして神秘的な女性像などを題材としてフロステッドといわれる艶消し技法を使ったレリーフによる装飾表現です。フロステッド加工、あるいはフランス語でサティナージュと呼ばれるラリックの伝統的な艶消しのテクニックにより、光は単純に透過することなくクリスタルの内部にこもってから柔らかに反射されるため、レリーフにニュアンスあふれる陰影が生まれます。深い白色のトーンから透明に近い仕上げまで、多彩なフロステッド加工においてラリックの工房は世界最高の技術を誇ります。
[出典]LALIQUE
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