京焼・清水焼 八幡窯 組湯呑 吉祥鶴

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京焼・清水焼 八幡窯 組湯呑 吉祥鶴

京焼・清水焼 八幡窯 組湯呑 吉祥鶴

土味を活かした素朴な質感に、吉祥の色絵の融合が魅力的です。
京都を代表する伝統工芸、「京焼・清水焼」の組湯呑。
京焼・清水焼の「八幡窯」の作品です。
八幡窯は、土本来の持ち味、素材感を活かした質感と京都らしい繊細な色絵を組み合わせた作風が特徴の窯です。

長寿の象徴、鶴と松梅を描いた縁起物の湯呑の組合せ。
土味を活かした肌に繊細で華やかな絵付けが施されています。
日本の国鳥である丹頂鶴を自然の野山の中を悠々と羽ばたく姿を描いています。
また、松の葉をくわえて運ぶ松喰い鶴の姿、「松喰い鶴」は、中国の「花喰い鳥」が日本で親しみのある松と鶴に変化した日本独自の文様です。細く長くスタイルの良い鶴の姿をうまく絵付けしています。

一方の湯呑は、生命力の象徴、梅と鶴を描いています。
縦横無尽に飛び回る躍動感、長寿の他に飛躍と発展を祈る縁起物です。

共に器の内側は、刷毛目が豪快に施されています。ザングリとした風合いは陶磁器の侘び寂びと素朴さを醸し出しています。

京焼・清水焼は、作家ごとの個性が強いのが特徴。窯元・作家により様々な作風・風合いの作品が生み出されています。
 

京都は千年にわたる都の歴史の中で、独特の雅な文化風土を形作ってきました。
その中で、はぐくまれた京焼・清水焼は、華麗で繊細、そして洗練をきわめた日本の代表的な伝統工芸の逸品です。

仁清・乾山をはじめ先人たちが築いてきた、伝統のこころをまもりながら、現在の時代感覚に、熟練の技を注ぎこんだ作品を創りだしています。

京焼の伝統を受け継ぎ、今も京都やその周辺地域で様々な種類の焼物を、手造り・手描きによって作られています。

京焼とは京都の焼物の総称。
かつては三方を山で囲まれた京都盆地内に茶器や割烹食器などを作る様々な窯場があり清水焼も京焼の中の一つでした。
清水寺の麓でつくられていた清水焼が今なお盛んに生産されており京焼・清水焼と並び称されるようになりました。現在では東山一帯、山科、宇治などで生産されているものも京焼・清水焼と呼ばれています。

京焼・清水焼 八幡窯 組湯呑 吉祥鶴

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