ウェッジウッド バタフライ ブルーム ファセット 花瓶
( Wedgwood Butterfly Bloom 19.3in Faceted Vase )
英国の気品としきたり。
そんな印象も感じさせる、精緻で丁寧な絵付とエレガンス。
イギリスの高級陶磁器ブランドであり、英国王室御用達の伝統ある陶磁器メーカー「ウェッジウッド」の花瓶です。
「バタフライ ブルーム」と名付けられたシリーズの作品。
色彩豊かなフラワーパターンが特徴的な、「バタフライ ブルーム」は、19世紀のパターンブックにあった図案をアレンジして誕生しました。
250年以上の歴史を誇るウェッジウッドには、創業当初からの膨大なデザイン画が大切に保管されており、そのアーカイブから着想を得ています。
当時の様式・スタイルは、古代ギリシャ・ローマのデザインに加え、エジプトや中国などの要素を折衷した装飾が特徴で、様々なモチーフがミックスした「バタフライ ブルーム」のデザインにもその影響が感じられます。薔薇、桜、芍薬、クリサンセマム、忘れな草など、色彩豊かな花々が百花繚乱に咲き乱れる鮮やかな色絵は、空間を華やかに演出します。
カジュアルなティーパーティーからおもてなしのティータイムまで、幅広いシーンで活躍します。
さりげなく花瓶の縁に施された金彩が品よく、気品を引き立ててます。
ウェッジウッドの洋食器の歴史は古く、さかのぼること約250年。1759年イギリスの陶磁器産業のメッカといわれるストーク・オン・トレントのバーズレムの地にジョサイア・ウェッジウッドとトーマス・ベントレーによって創業されたことに始まります。1765年には優しいアイボリーの肌合いの洋食器クリーム・ウェアを開発。そのアイボリーの色彩はシャーロット王妃の称賛を呼び「クィーンズ・ウェア」と呼ばれるようになりました。
1774年には今でもウェッジウッドの看板商品ともいえる洋食器素材ジャスバーウェアを開発しました。ジャスパーウェアは上絵で色彩をつけるのではなく、素地そのものに色素を含有することで、発色させる方法。無釉の素地はやさしいアースカラーの色彩で、素焼き状の触感からは、土ものの柔らかなぬくもりを感じさせる独特の洋食器に仕上がっています。
1795年にはジョサイア2世により、画期的な洋食器素材ファイン・ボーンチャイナの製品化に成功します。きめの細かい、白くなめらかな生地はウェッジウッドの中核をなす素材となり、その名を不動のものにしました。
現在でもファインボーンチャイナを初め、ジャスパーウェア、クリームウェアを素材とした洋食器は世界中に多くの愛用者を持ち、販売を続けています。ウェッジウッドのファインボーンチャイナ、ジャスパーウェア、クリームウェアの3種の洋食器は、それぞれ全く異なる風合いを持ち、実際に使い比べてみるのもウェッジウッドの洋食器の魅力を感じる楽しみ方といえるでしょう。
[出典]Wedgwood.com
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