ポラロイド 「OneStep 2」
レトロモダンです。ポップでクラシック。
インスタントカメラの元祖であり代名詞と言える、「ポラロイド」の最新のアナログインスタントカメラ、「OneStep 2」です。
先代の「OneStep」は1977年に発売されたインスタントカメラ。40年の時を経て、「OneStep 2」の登場です。
1977年にポラロイドが「OneStep」カメラを発売したとき、「世界で最もシンプルなカメラ」だと表現されていました。
オートフォーカス機能搭載で、機械嫌いでもボタン1つで操作できるガジェット。現像は数分。現像されたフィルムを排出する自動送り出し機能を搭載しており、シンプルな作りだった初代「OneStep」。
ポラロイド社は、2000年代に入ってからの急激な消費者のデジタルカメラへの移行の追随に失敗し、2001年に経営破綻。その後、買収を繰り返しながら、インスタントカメラ事業から2007年に撤退し、OneStepや後継モデルの生産を終了しました。
2008年、ポラロイド社がインスタントフィルムの生産を停止。その年に、Impossible Projectという企業がポラロイド社生産工場とリース契約を結び、古い機材を購入。ポラロイド社のインスタントフィルムのなかなか消えない需要に対し、フィルムの再生産を始めました。
Impossible Projectはその後、Kickstarterで資金を募ったデバイスでiPhoneの写真をポラロイドフィルムに焼き付ける「Instant Lab」のような独自のハードウェア、そしてポラロイド社製によく似ているフィルムを使う高価なインスタントカメラImpossible I-1を開発。
Impossible Projectは主要株主となるほどの大成功を収め、2017年5月にポラロイドブランドと同社の知的財産を買収。Impossible ProjectはPolaroid Originalsへと名称を変更しました。
そうした経緯を経て発売された、Polaroid Originalsによる、「OneStep 2」。
初代モデルに対するオマージュを十分に感じさせながら、操作性は現代版にアップグレードされたハイスペックなカメラ。
しかし、あくまでもアナログのインスタントカメラと言う所に、こだわりと潔さを感じさせます。
「OneStep 2」。は、初代と多くの点で似ています。レトロモダンなデザイン、コンパクトで、プラスティック成型。ボディカラーは、白とグラファイトの2色。当時のオリジナルのストライプステッカーに敬意を表しながら新たにデザインされた虹色マークが、カメラの底部に向かって伸びている。
大きく異なる点もあります。
新しいOneStepには自動フラッシュが内蔵され、夜間に写真を撮るのが簡単になった。加えて10秒のセルフタイマーと、60日間持続するというUSB充電のバッテリーを備えています。
また、「セルフィー」レンズが搭載され、非球面のポリカーボネイト製で、最大約60cmの近さでシャープな写真を撮影できます。
複雑さをもたらす、マニュアル設定や、スマートフォンと接続するアプリケーションなどは排除し、「カメラをもって撮るだけ」の簡単操作を実現。ただ撮るだけと言うインスタント写真の手軽さを追求しています。
クラシックなカメラを使いやすくリデザインしたと言える、後継モデルです。
[出典・購入]Amazon.co.jp