ヴェネチアガラス ボウル グリーン ゴールド ソッメルソ
( Venetian Glass Sommerso Green Gold Flecks Italian Art Glass Decorative Folded Rim Bowl )
魅惑のグリーンとゴールドです。
透明感溢れる美しい黄緑に絶妙に融合した金の斑点模様。
イタリア、ムラノ島の伝統ガラス工芸「ヴェネチアガラス」によるボウル作品。
花瓶、オブジェ、置物としても使えます。また縁が折れてるため、灰皿としても。
制作は1950〜1960年台のもの。ミッドセンチュリーとモダンの融合です。
ガラスと言う素材の魅力を引き出した、存在感のある作品。
美しいグリーンとゴールドの組合せが強力です。
この組合せは、ポップでありながらどこかエレガントさも感じさせます。散りばめられたゴールドの斑点が上品さを更に演出しています。
透明から美しい黄緑へのグラデーションは、ヴェネチア、ムラノ島の伝統技法、SOMMERSO(ソッメルソ)を用いて制作されています。
SOMMERSO(ソッメルソ)は、イタリア語で「水中に沈める」などの意味を持ち、対照的な色の層が特徴。ヴェネチア・ムラノガラスの技法として、古くから受け継がれている伝統技法。
ミッドセンチュリーとモダンな香り。熟練したマイスターのハンドメイドによる質の高い仕事が堪能できます。インテリアとしてもとてもスマート。
ヴェネチアガラス(VENEZIAN GLASS)
ヴェネチアガラスは、700年以上もの歴史と伝統を今に伝えています。もちろん、その名のとおり中心地がイタリアのヴェネチアであることは言うまでもありません。中世のヴェネチアは、世界貿易の中心となる過程で優れたイスラムのガラス芸術吸収することにより誕生しました。
ヴェネチアガラスを”ムラノガラス”とも呼びますが、ムラノとはヴェネチア本島から北東約1.5kmにある島で、ここでガラス製造が集中して行なわれていたため”ムラノガラス”とも呼ばれています。ここもあの有名なスワロフスキーと同じようにその製法の秘密を守るためにヴェネチア本土からこのムラノ島に工房を移転したのだといわれています。
ムラノ島で制作されるガラス芸術は15世紀には 高級工芸品として価値を持ち始め16世紀には、ヨーロッパ全土で広く受け入れられ、流行していきました。ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」は、12人のムラノのマエストロ(職人)がヴェネチアから連れ出されて製作したといわれています。
こうしてその名をヨーロッパ全土に広めたヴェネチアガラスは、主に貴族や富豪のために特別に注文されたテーブルウエアを製作するために、大きくそのスタイルを発展させました。 そして、アイスクラック、ダイヤモンドポイント彫り、レースガラス、クリスタルなど多彩なカットの技法が次々に生み出されました。近世では、ガラス文化をヨーロッパ全土に広め、一時はヨーロッパ市場の90%を占有するほど成長しました。
そして現在、熟練したマエストロ(名人)達は息子からそのまた息子へとこの技術を伝承し、昔と変わらぬ伝統の技を活かしながらヴェネチアガラスは創り続けられています。機械での大量生産では出せない本物の味わいがそこにあります。
[出典]1stdibs.com
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