マイセン 卵型ボックス 「楽を奏でる妖精」
( MEISSEN® Vessel with Music-making Elf )
優美さと極上の品格。気品に溢れています。
マイスターの腕と技術の結晶です。
ドイツの名陶、「マイセン」の世界限定コレクションの作品。
本作は2019年の世界限定コレクションです。世界限定25点の制作。
マイセンは、世界三大陶磁器の一つと評される陶磁器の名ブランドです。
この作品は、1850年頃に生まれた愛らしい脚付の卵型ボックスに、横笛を吹く妖精を描いたものです。
珍しい黒の地色に白い顔料を薄く塗り重ね、草花や妖精の羽を繊細に描き分けています。リモージュ絵付と呼ばれるこの絵付には高い技術が必要とされ、マイセンでもごく数人の絵付師にしか行うことができません。本作品は、フランスで生まれたこの技法がマイセンで花開き現代にまで受け継がれていることをよく物語っています。
黒と白、シルバーのコントラストが美しく、繊細でシックで優美なエレガンスを纏っています。
マイセンの世界限定コレクションは、毎年技術の粋を集めた復刻作品や現代作品を集めたもの。
膨大な量の資料と原型をもとに毎年発表される復刻作品や新作は、コレクターの間で確固たる評価と地位を得るに至っています。芸術品と呼ぶにふさわしい作品群からは、マイセンの高い技術と伝統が伝わってきます。
1709年、ヨーロッパで初めて白磁の製造に成功したのがマイセン窯。それまで磁器は有田の古伊万里を始め、東洋から輸入されたものばかりで、王侯貴族のみが手にできる大変な貴重品でした。
当時のザクセン(今のドイツ)侯であったアウグストの命令により9年の歳月をかけて研究された結果、白い磁器が誕生。以来マイセンはヨーロッパ最古の窯として、世界的な名声を得ています。
贋作防止のため、マイセンの陶磁器には交差した2本の剣のトレードマークが1723年から用いられており、これは現在まで使われているトレードマークの中ではもっとも古くからあるものの一つです。
「青い双剣」と呼ばれるこの剣のマークは、その秘法が外にもれないようにするという意味があるとも言われます。
なお、刃や鍔の傾きなどは年代によって変化しています。
今でも絵付けは誇り高き職人たちによってすべて手描きで行われており、その伝統に培われた美しさは広く人々の憧れとなっています。
[出典]ドイツの名窯マイセン 日本公式サイト
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