輪島塗 ぐい呑み 蛙蒔絵・溜
可愛らしい蛙の姿が浮かび上がります。
モダンなデザインの輪島塗です。
石川県輪島市で生産される漆器、「輪島塗」は、日本を代表する高級漆器工芸品。その伝統に裏付けされた卓越した技術・美しさは最高級の品質と堅牢優美を誇ります。
本作品は、1945年に創業された、輪島塗の専門工房、「輪島塗 太王」の作品です。
底に蓮の葉と、その上に乗った蛙の蒔絵が描かれたぐい呑み。
金と緑のコントラストが実に美しい、上品で高貴な佇まいを見せてくれます。蒔絵の魅力を十分に発揮しています。お酒を注げば、可愛らしい蛙が水面に浮かんでいるかのように見える、遊び心のある品。
蒔絵は日本独自に発達した漆芸の代表的な技法で1200年ほど前から行われています。漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させます。金銀の薄板を定着させる「平文(ひょうもん)または、平脱(へいだつ)」や漆器表面に溝を彫って金銀箔を埋め込む「沈金(ちんきん)」、夜光貝、アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする「螺鈿(らでん)」などと共に、漆器の代表的加飾技法の一つ。漆器工芸の魅力を代表する技法です。
「輪島塗 太王」は、1945年の創業以来、輪島塗の製造販売一筋に歩んでいます。
下地塗りから上塗り加工まで一貫して自社工房で行い、一切の妥協を許さず、常に最高品質の「本物」を追求し、制作を行っています。
輪島塗
輪島塗は、石川県輪島市で生産される漆器。
厚手の木地に生漆と米糊を混ぜたもので布を貼って補強し、生漆と米糊、そして焼成珪藻土を混ぜた下地を何層にも厚く施した「丈夫さ」に重きをおいて作られている漆器です。
輪島塗は、非常に高価な印象がありますが(実際、高価ですが)、それだけに、その卓越した技術・美しさは目を見張るものがあります。
堅牢優美を誇る輪島塗は、木地→塗り→加飾と工程が細分化され分業されています。多くの手間暇と工程を経て制作されます。輪島独自の工程を経て、初めて輪島塗と冠することができるブランドです。輪島塗が今日まで広く愛用されてきたのは、丈夫で美しい、丁寧な作りであったからに他なりません。例え原価が高くなろうとも、厳選した最高の素材のみを用い、一品一品に多くの時間をかけて仕上げます。この「最高品質でなければ輪島塗ではない」という考えが、輪島塗と言うブランドを守ってきています。
[出典]うるしの工房 輪島塗太王
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