ヴェネチアガラス バラリン ワイングラス ゴールド×グリーンレース
( Venetian Glass Ballarin Wine Glass Gold Green Lace )
優美で繊細、そして驚くほど精緻です。
息を呑むほどの伝統技。
イタリア、ムラノ島の伝統ガラス工芸「ヴェネチアガラス」のワイングラスです。
1440年創業以来、ヴェネチア・ムラノ島で伝統的なヴェネチアガラス技法を守り続けている老舗工房「バラリン」の作品です。
現在15代目マエストロ、ジュリアーノ・バラリン氏率いるこの工房は、色彩豊かなオリジナルのカンナ(レース棒)から繊細で華麗なレースガラス作品が特徴です。
規則正しく並んだレース柄は見た目にも美しく、まるで硝子の中にリボンを織り込んだかのようです。
この規則正しく整ったレース模様が、繊細で可憐な作品を生み出す基本となっており、バラリン工房の最大の特徴。15代目マエストロ、ジュリアーノ・バラリン氏が得意とするのは、レッティチェロ(編み目)、ルトリー(ねじり)、フィリグラーナ(線状)、ザンフィリコ(リボン状)のカンナを用いたレースガラス。模様の繊細さ、正確さ、色合わせのセンスの良さは他の工房と比較しても群を抜いています。
幼い頃からガラスに親しみ自然に高度な宙吹きガラスの技術を学んでいたバラリン氏は、有名なガラスの大家であるカラーラアルビーノ氏、マルティヌッツィフランチェスコ氏、カルロトッシカラメア氏の指導のもと共に働き類い稀な才能を発揮することになります。経験を積んだバラリン氏は彼自身のガラス工房を開き、伝統的な技術と新しい技術をミックスしたオリジナルモデルを開発し続けました。彼の天性の芸術的才能と努力に裏打ちされた作品はムラノ随一と評されています。
2020年、この15代目マエストロ、ジュリアーノ・バラリン氏が引退しました。
幼少期より類まれな才能に恵まれ、2014年には日本の人間国宝に当たる「ヴェネチアのグラス賞」を受賞しましたが、残念ながらこのたび窯の火を一旦落とされ、16代目のロベルト・バラリン氏に再興の希望は託されました。
ヴェネチアガラス(VENEZIAN GLASS)
ヴェネチアガラスは、700年以上もの歴史と伝統を今に伝えています。もちろん、その名のとおり中心地がイタリアのヴェネチアであることは言うまでもありません。中世のヴェネチアは、世界貿易の中心となる過程で優れたイスラムのガラス芸術吸収することにより誕生しました。
ヴェネチアガラスを”ムラノガラス”とも呼びますが、ムラノとはヴェネチア本島から北東約1.5kmにある島で、ここでガラス製造が集中して行なわれていたため”ムラノガラス”とも呼ばれています。ここもあの有名なスワロフスキーと同じようにその製法の秘密を守るためにヴェネチア本土からこのムラノ島に工房を移転したのだといわれています。
ムラノ島で制作されるガラス芸術は15世紀には 高級工芸品として価値を持ち始め16世紀には、ヨーロッパ全土で広く受け入れられ、流行していきました。ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」は、12人のムラノのマエストロ(職人)がヴェネチアから連れ出されて製作したといわれています。
こうしてその名をヨーロッパ全土に広めたヴェネチアガラスは、主に貴族や富豪のために特別に注文されたテーブルウエアを製作するために、大きくそのスタイルを発展させました。 そして、アイスクラック、ダイヤモンドポイント彫り、レースガラス、クリスタルなど多彩なカットの技法が次々に生み出されました。近世では、ガラス文化をヨーロッパ全土に広め、一時はヨーロッパ市場の90%を占有するほど成長しました。
そして現在、熟練したマエストロ(名人)達は息子からそのまた息子へとこの技術を伝承し、昔と変わらぬ伝統の技を活かしながらヴェネチアガラスは創り続けられています。機械での大量生産では出せない本物の味わいがそこにあります。
バラリン工房
イタリア北東部にある水の都・ベネチアのムラノ島で作られるガラス工芸品「ベネチアガラス」。 その特徴は装飾性の高さにあり、取り分けベネチアガラスの極みとも呼べる「レースガラス」は、彩豊かなオリジナルのカンナ(レース棒)から繊細で華麗なレースガラスを作り上げています。規則正しく並んだレース柄は見た目にも美しく、まるで硝子の中にリボンを織り込んだかのよう。 バラリン工房の15代目であるジュリアーノ・バラリン氏は、マエストロと呼ばれるグラス作成に熟練した職人です。
ベネチアガラスの技法の中でも秘法中の秘法として、門外不出の強い統制下に置かれてきた独特の「レースガラス」の技法は、1400年ごろからムラノ島に工房を持つバラリン家に引き継がれています。 まず、「カンナ」と呼ばれるガラス棒そのものが作られますが、この規則正しく整ったレース模様が、繊細で可憐な作品を生み出す基本となっており、バラリン工房の最大の特徴です。15代目マエストロ、ジュリアーノ・バラリン氏が得意とするのは、レッティチェロ(編み目)、ルトリー(ねじり)、フィリグラーナ(線状)、ザンフィリコ(リボン状)のカンナを用いたレースガラス。模様の繊細さ、正確さ、色合わせのセンスの良さは他の工房と比較しても群を抜いています。
[出典]ル・ノーブル
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