九谷焼光陽窯山田登陽志花瓶緑茶釉彩

by crafts_design · 公開済み 2021年3月28日 · 更新済み 2021年4月11日

鮮烈でビビッドなグリーンが印象的です。
その瑞々しさは、本物の果実を思わせます。
更に見事な艶に包まれています。
この花瓶は、日本の伝統陶磁器工芸品「九谷焼」の花瓶。
九谷焼の伝統工芸士で、日工会会員の、光陽窯山田登陽志による作品です。

鮮烈なグリーンとコゲ茶色のグラデーションが実に見事です。
山田登陽志は、主に金箔、銀箔、プラチナなどを使用した、箔と美しい色合いとの融合を特徴とした作家です。
本作品は、色のグラデーションが肝となっています。

九谷焼は色々な技法が画風が存在するのが大きな魅力ですが、人間国宝、三代徳田八十吉の作品に代表されるグラーデションの美しさを前面に出した作風も、ある意味、とても九谷焼らしさを感じさせます。
この花瓶作品も、そうした九谷の魅力を存分に堪能出来る、逸品です。
　

日本国内での「知名度」はもちろん、海外でも「ジャパンクタニ」と高い評価を受ける九谷焼。「赤、緑、黄、紫、紺青」の「５彩の色使い」で豪快かつ繊細に描かれる「色絵の表現力」は他に類がない、九谷焼「独特の魅力」です。
今も昔も、その「完成度の高さ」から、「大切な方への贈り物」や「特別な記念品」として、「個人の方から、企業の方」、さらに、「宮内庁御用達」の工芸品として大変重宝されています。
九谷焼は、敬老の日、金婚式、銀婚式の記念品・贈答品、父の日・母の日・誕生日プレゼントに、定年退職祝い、内祝い、還暦祝い、喜寿祝い、米寿祝い等の記念品として、人気の高い、陶磁器の名ブランド。

長い歴史を持つ九谷焼は、鮮やかな「九谷五彩」の中に、土に命を注ぎ上絵に心を込める職人のひたむきな情熱と豊かで細やかな感性が見事に調和して表現されており、日本を代表とする陶磁器として国内はもとより海外まで知られ、多くの人達に支持され親しまれております。