ヴェネチアガラス 金彩 24K ポット 水色 ライトブルー 花紋
( Venetian Glass Gold Gilded 24K Pot Light Blue Flower Pattern )
おとぎ話の宝箱に出てきそうな佇まいです。
エレガントなゴールド包まれた、絢爛で豪華なガラス製のポットです。
この作品は、イタリア、ムラノ島の伝統ガラス工芸「ヴェネチアガラス」の作品。
豪華な24Kの金彩が全面的に施されています。イタリア工芸の香り高いエレガントさとラグジュアリーさに溢れています。
24Kの金彩にはエナメル彩による美しい花びらの絵付けがされています。ガラスは透明感のある淡い水色・ライトブルーで彩色されています。この色彩の融合が、きらめき揺れる、太陽と海を思わせます。ヴェネチアガラスらしい気品とエレガントさ。
ゴールドだらけだと、成金趣味的なイメージも出てきそうですが、作品は、金彩の色合いが上品で、気品と品格に溢れています。
伝統に培われた高い技術と品質でハンドメイドで仕上げられた芸術的価値の高い作品。装飾品としても実に華やかです。
ヴェネチアガラス(VENEZIAN GLASS)
ヴェネチアガラスは、700年以上もの歴史と伝統を今に伝えています。もちろん、その名のとおり中心地がイタリアのヴェネチアであることは言うまでもありません。中世のヴェネチアは、世界貿易の中心となる過程で優れたイスラムのガラス芸術吸収することにより誕生しました。
ヴェネチアガラスを”ムラノガラス”とも呼びますが、ムラノとはヴェネチア本島から北東約1.5kmにある島で、ここでガラス製造が集中して行なわれていたため”ムラノガラス”とも呼ばれています。ここもあの有名なスワロフスキーと同じようにその製法の秘密を守るためにヴェネチア本土からこのムラノ島に工房を移転したのだといわれています。
ムラノ島で制作されるガラス芸術は15世紀には 高級工芸品として価値を持ち始め16世紀には、ヨーロッパ全土で広く受け入れられ、流行していきました。ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」は、12人のムラノのマエストロ(職人)がヴェネチアから連れ出されて製作したといわれています。
こうしてその名をヨーロッパ全土に広めたヴェネチアガラスは、主に貴族や富豪のために特別に注文されたテーブルウエアを製作するために、大きくそのスタイルを発展させました。 そして、アイスクラック、ダイヤモンドポイント彫り、レースガラス、クリスタルなど多彩なカットの技法が次々に生み出されました。近世では、ガラス文化をヨーロッパ全土に広め、一時はヨーロッパ市場の90%を占有するほど成長しました。
そして現在、熟練したマエストロ(名人)達は息子からそのまた息子へとこの技術を伝承し、昔と変わらぬ伝統の技を活かしながらヴェネチアガラスは創り続けられています。機械での大量生産では出せない本物の味わいがそこにあります。
[出典]CRAFTS DESGIN SHOP
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