現代の名工 黒木国昭 花瓶 金銀彩象嵌 光琳 天の川
様々な色と透明感のガラスの象嵌が、宝石のような綺羅びやかさと輝きに溢れています。
ガラスというマテリアルで現代に復活した光琳画。
このガラス工芸作品は、日本国最高水準の技能を有する卓越した技術者に贈られる、国の卓越技能者「現代の名工」受賞者、ガラス工芸作家、「黒木国昭」の作品です。
「光琳」天の川で表現しているのは、日本の伝統美である琳派の世界。
金箔、銀箔をガラスと交互に重ね合わせ色彩豊かなガラスの粒を象嵌させることで艷やかな中にも落ち着きと華のある作品に仕上がっており、日本の伝統美を現代の解釈で再現しています。
琳派を代表する〝尾形光琳〟に深く想いを寄せ、金・プラチナ箔の多用や丹念なミルフィオリ(千の花)やパーツの象嵌により、日本の風土や花鳥風月などを繊細かつ豪華絢爛に表現。先達が残したものへの敬愛と挑戦により、失われつつある日本の美と心を探究した黒木国昭の代名詞ともいえる作品です。
黒木国昭(くろきくにあき、1945年 – )は、宮崎県須木村(現・小林市)生まれのガラス工芸作家。1989年に宮崎県東諸県郡綾町にグラスアート宮崎綾工房を創設(現:グラスアート黒木)。
1991年には、日本国最高水準の技能を有する卓越した技術者に贈られる、国の卓越技能者「現代の名工」を受賞しています。
日本の文化、歴史、伝統、装飾の世界をガラスという西洋の素材に融合させた作風が特徴です。
[出典]CRAFTS DESIGN SHOP
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