フリッツ・ハンセンテーブルランプ KAISER idell 6631T-Luxus

by crafts_design · 公開済み 2022年12月21日 · 更新済み 2022年12月22日

繊細で緻密、ミニマルでモダン。
ドイツプロダクトデザインらしい高品質感と機能美が垣間見えます。
ドイツ人デザイナーChristian Dell（クリスチャン・デル）が、デザインを手掛けたテーブルランプ「KAISER idell(カイザー・イデル)」シリーズです。
1936年に同シリーズのテーブルランプ6631が掲載されたカタログが発行されると人気を博し、その繊細な技術と品質でドイツデザイン照明の象徴となっていきます。

半世紀以上の時を経て、北欧を代表するファニチャーブランド、FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)より、当時のデザインや機能性はそのままに復刻を果たしました。

クリスチャン・デルは、デザインを専門とする初めての大学として設立し、数多くの優れたデザイナーや建築家を輩出したバウハウス(Bauhaus)で、1922年から1925年までメタル工房の主任を勤め、数々の革新的なデザインを生み出しています。

1926年のはじめ、彼はランプ工場であったGebr. Kaiser ＆ Co. のための照明のデザインを手掛け、そこでKAISER idellシリーズは誕生。シリーズの名前の由来は、オリジナルを製造していたメーカー名と、デル自身の名前とアイデア（idea）を組み合わせた造語によるものです。
曲線を活かしたその普遍的なデザインは、半世紀が経過した現在でも色褪せることない美しさを誇ります。

Luxusランプの特徴は、その幅広い色合いと曲線の形です。スチールや真鍮などのやや冷たい素材を使用しているにもかかわらず、デザインは暖かくて曲線的です。この特定のランプは、間もなくKAISER idellシリーズの最高のモデルとなり、そして今日だけでなく、高貴なドイツデザインのシンボル、絶妙な素材の選択、そして正確なエンジニアリングの象徴となりました。 KAISER idell6631-Tランプは、ベースのクランプを緩めるか、日よけを回すことによって調整できます。

復刻にあたっては、当時のデザインを忠実に再現しています。フリッツ・ハンセン社だからこそ、実現できた完成度です。
色はブラック、マットブラック、ホワイト、ルビーレッド、ダークグリーンに加え、バウハウス100周年記念モデルとして登場した「マットブラック×真鍮」「イージーグレー×真鍮」の全7色のラインナップです。