ラリック ボウル シャンゼリゼ
( Lalique Bowl Champs-Élysées )
光を浴びて、きらめき揺れる、木の葉のようです。
フランスのクリスタルガラス工芸ブランド「ラリック」の優雅で優美なボウル作品、「シャンゼリゼ ( Champs-Élysées ) 」です。
1951年、創業者の息子であるマルク・ラリックはシャンゼリゼ通りを歩きながら、美しいプラタナスの並木、風になびくその葉に魅入られ、その「世界で最も美しい大通り」の縁を彩るパリの魂のかけらをスケッチに書き留めました。
こうして、「世界で最も美しい大通り」に沿って並ぶ壮大な並木からインスピレーションを得て生まれた作品が、「シャンゼリゼ」です。
クリスタルから生えているようにも見える2枚の木の葉のデザインは、ラリックの美的感覚と技術の真髄。葉の厚みのあるクリスタルが鮮やかに光を反射しつつ、繊細に施された柔らかなサテン仕上げの葉脈が複雑な輝きの波を生み出します。大胆なフォルムのクリスタルにサテンのテクスチャーで葉脈を彫り込むことで複雑な光の反射を生み、光に溢れた美しい作品が誕生しました。
ハンドメイドにより制作されます。カラーは、Gold、Pink、Clear の3色で展開されています。コレクションには製造年およびシリアルナンバーが刻印され、各エディションの製造数はメゾンのノウハウと品質基準をもとに決定されます。
1860年にフランス・シャンパーニュ地方に生まれたルネ・ラリックは、1900年に開かれたパリ万国博覧会で「アール・ヌーヴォー」の宝飾デザイナーとして名声を得、その後ガラス工芸品の製作に転向し「アール・デコ」のガラス工芸作家として成功を収めました。その作品は今日、フランスの文化遺産に数えられ、パリ・オルセー美術館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館など世界中のミュージアムに所蔵されています。
その特徴は、花や樹木、昆虫、動物、そして神秘的な女性像などを題材としてフロステッドといわれる艶消し技法を使ったレリーフによる装飾表現です。フロステッド加工、あるいはフランス語でサティナージュと呼ばれるラリックの伝統的な艶消しのテクニックにより、光は単純に透過することなくクリスタルの内部にこもってから柔らかに反射されるため、レリーフにニュアンスあふれる陰影が生まれます。深い白色のトーンから透明に近い仕上げまで、多彩なフロステッド加工においてラリックの工房は世界最高の技術を誇ります。
[出典]Gracious Style
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